news

裏情報その2
 
「スコット・ピルグリム」原作コミック

comics

「スコット・ピルグリム」の原作はカナダ・オンタリオ州の若手コミックアーティストBryan Lee O’MalleyのGraphic Novelシリーズです。2004~2010年出版の全6巻で完全完結ストーリーです。ちなみにGraphic Novelとは通常のアメコミみたいに24ページずつの月刊シングルとしてではなく、最初から単行本として出版されるコミックです。

日本語版はヴィレッジブックスさんから近日発売される予定です!
情報がはっきり次第トップページにて公開します。

31歳のO'Malleyはいわゆる「ファミコン世代」で、8ビットコミックと初めてアメリカでも認識されてくる日本のアニメ・漫画を楽しみながら育ってきました。そのため彼の作品は漫画っぽい絵の描き方、RPGゲームに似たストーリーの構造、そして格闘ゲームに似たバトルシーンで圧倒的な人気を集めました。

バトル

漫画の影響について聞かれたO'Malleyは相原コージ、竹熊健太郎作の「サルでも描けるまんが教室」の影響を語ります。
「元カレと戦うところ、全体的な話の構造は『サルまん』に大きく影響されました。当時バイトしていたコミックショップの店長も僕もすごくハマった作品です。コミックアーティストを目指し始めた頃のことです。少年漫画についての章を読み、『すげぇな』と思ったことを覚えてます。

あの頃は、日本の漫画はまだあまり読んだことがなありませんでした。『サルマン』の少年漫画の構造を串団子に例えた解説がすごく印象的でした。串には団子・団子・団子が並んでいて、それぞれバトルを意味しています。それが少年漫画だと。ずっと頭に残っていて、『スコット・ピルグリム』にそのパターンを活かしました。」

sp

漫画、ゲームに続いて原作に大きく反映されているのは音楽です。
主人公スコットは「かなりしょぼい」バンドSex Bob-Ombのベーシストで、練習や演奏のシーン満載です!中では音楽でバトルする場面も。
第1巻に出てくる練習シーンにはギターのコードまで記入してあり、読者も一緒に演奏できるようになっています:

musicscene

映画「スコット・ピルグリム」の監督エドガー・ライトは原作の影響をはっきりと残して映画化に挑みました。
トップページに紹介した予告編を原作のコマで再現した映像を紹介します!

sp

PCK

 

最新へ

inserted by FC2 system